この記事はこんな人におすすめです
この記事は、こんな方に向けて書いています。
- 子供部屋を最初から個室にするか、大部屋にして後から区切るか迷っている方
- 2階の間取りで「今」と「将来」のバランスに悩んでいる方
- ハウスメーカーとの相談で、面積を増やすか仕様で工夫するかの判断基準を知りたい方
- 実際にこの判断をした人の生の経緯を読みたい方
「今は広い1部屋、将来は壁で区切って個室に」という考え方と、「最初から独立した部屋として作る」という考え方、どちらにも一長一短があります。
この記事では、実際にこの問題にぶつかったときのやり取りをそのまま紹介します。結論から言うと、うちはスッキリ割り切れたわけではなく、最後まで悩みながら決めています。
そもそもの2つの考え方
子供部屋の作り方には、大きく2つの方向性があるとよく言われます。
- 最初から壁で区切り、独立した個室として建てる
- 最初は広い1部屋として作り、将来必要になったタイミングで壁を追加して区切る
後者は、初期コストを抑えられる、子供の人数や成長に合わせて柔軟に対応できる、というメリットがよく語られる方法です。一方で、あとから壁を追加するとなると、照明・コンセント・ドアなどを部屋ごとに増設する工事が必要になり、思ったより手間とコストがかかるケースもあると言われています。
うちの場合、実はこの「最初から区切るか、あとで区切るか」という形できれいに検討したわけではありませんでした。実際に直面したのは、もう少し込み入った問題です。
「ドアが2つあるのに、中身は1部屋」という違和感
2階の間取りを検討している途中、担当者に次のような相談を送っています。
「1点ご相談でして、2階の間取りについてです。
少し懸念していること ドアが2つ付いているのにも関わらず、中身は1つの部屋であることに少しだけ違和感があり、、、現状の我々の要望を形にすると仕方なしかなと思いつつ、懸念しております。」
当時の間取りは、書斎を2部屋、シングルベッド3台が入る洋室を1部屋という要望を形にした結果、ドアは2つあるのに、実質的には仕切りのない1つの空間になってしまっていました。
見た目のうえでは希望通りなのに、実際の使い勝手としては「本当にこれでいいのか」と引っかかる。図面だけでは気づきにくい、実際にやり取りを重ねてはじめて見えてくるタイプの違和感でした。
2つの相談内容を、同時に投げてみた
このとき、どちらか一方に決め打ちせず、2つの相談を同時に投げています。
「ご相談事項① 2階の総面積を変えず、上記を払拭するとしたら?のアイデアがあればいただきたいです! <条件> ・書斎は2つ ・洋室のうち1つはシングルベッド3つをおける(ドア必要)
ご相談事項② 2階の総面積を広げて、完全に寝室を作る場合、どの程度予算が上がるか?を教えていただきたいです。」
①は「今の面積のまま、工夫で解決できないか」という相談、②は「面積を増やして、正面から解決したらいくらかかるか」という相談です。
どちらが正しいという確信があったわけではなく、両方の選択肢を並べて、実際の金額を見てから決めよう、という判断でした。
結果的に、面積を増やす方向になった
この相談のあと、担当者とは対面での打ち合わせで話をすり合わせ、その場で「2階寝室プランの縮小版図面」という形で新しい図面を受け取っています。
正直に言うと、このとき何が決め手になったのか、メールの文面には残っていません。打ち合わせの場で交わされた会話までは追えないためです。
ただし、その後の資金計画のやり取りを見ると、面白いことが分かります。この相談の直前まで、延床面積は35.33坪で計算されていました。ところが、この打ち合わせがあった当日から、資金計画の数字が37.71坪に切り替わっています。
約2.4坪、平米にすると8㎡近く、床面積が増えていることになります。
つまり、①の「面積を変えずに工夫する」ではなく、②の「面積を広げて正面から解決する」の方向で進んだと考えられます。相談した時点では決めきれていなかったことが、実際の金額を見て初めて固まった、という流れだったのだと思います。
実は、前にも似た判断をしていた
振り返ってみると、この「将来の子供部屋」問題は、この時が初めてではありませんでした。
もう少し前の段階で、複数の間取り案を比較していたときにも、同じ観点で1つの案を却下しています。
「間取り拝見いたしました。が、、、見比べてみると以前の間取りの方が良いかもしれません」
このとき却下した理由の一つが、「2階の収納が小さく、将来子ども部屋にしたときにうまく機能しなさそう」というものでした。
つまり、「今の使いやすさ」だけでなく「将来、部屋として独立させたときにどうなるか」を判断基準にする、という考え方自体は、この時からすでに持っていたことになります。ドアの件は、その考え方が形を変えて、もう一度浮かび上がってきたケースだったのだと思います。
「あとから壁で区切る」という選択肢は、検討さえしていなかった
ここで正直に書いておきたいのですが、うちの場合、「今は1部屋にしておいて、将来必要になったら壁を追加する」という、いわゆる可動間仕切りのような選択肢は、検討した記録が残っていません。
選んだのは、「今の面積のまま工夫する」か「面積を増やして最初から個室にする」かの二択で、「将来のための拡張性を残しつつ、今は仕切らない」という第三の道は、そもそも土俵に上がっていなかったことになります。
これは反省点というよりは、単純に「そのときはそこまで思いつかなかった」というのが実態です。もしこれから検討する方がいれば、この第三の選択肢も含めて比較してみることをおすすめします。
同じ家の中でも、判断はバラバラだった
面白いのは、子供部屋については「面積を増やしてでも今のうちに解決する」という判断をした一方で、主寝室のドアについては真逆の判断をしていることです。
主寝室のドアは、建築時にはあえて設置せず、将来必要になったときに設置できるよう、壁の補強だけを依頼しています。
「こちらは最初は付けない想定でおります。そのため、将来的に設置できるような補強はしていただきつつ、扉そのものはなしで反映いただけると幸いです。」
同じ「将来のための備え」というテーマでも、子供部屋は「今、面積を増やして解決」、主寝室のドアは「今は見送り、将来への布石だけ残す」と、まったく逆の判断をしています。
一貫した方針があったわけではなく、部屋ごとに、そのときの状況と優先順位で判断していた、というのが正直なところです。
まとめ
子供部屋を最初から区切るか、あとで区切るかという問題に、絶対的な正解はないと思います。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 「今の使い勝手」だけでなく「将来、部屋として独立させたときにどうなるか」を判断基準に加えると、間取りの見え方が変わる
- 迷ったときは、どちらか一方に決め打ちせず、複数の選択肢を同時に相談して、実際の金額で比較するという方法もある
- 「あとから壁で区切る」という選択肢は、意識していないと検討リストにすら上がらないことがある
- 同じ「将来への備え」でも、部屋によって「今のうちに解決する」「先送りにする」の判断が変わってもいい
きれいに割り切れた話ではありませんが、悩みながら決めた過程をそのまま記録しておきます。同じように迷っている方の、判断材料の一つになれば幸いです。


コメント